切り替え撃ち(スイッチ)

全ての武器にはリロード時間がある。
このリロード時間の間に武器を切り替え、ほかの武器を使用することを切り替え撃ちと言う。特に主兵装の切り替えうちのことをここでは「スイッチ」と呼ぶことにする。

スイッチは基本的には同一武器2つを用いて行う。
1つ目の武器を撃ち、すぐにもう片方の武器に切り替えて撃つ。
これを繰り返すことで通常の発射間隔より早く武器を撃つことが出来る。


1 主兵装
主兵装でスイッチを行うには、スイッチを行う武器をマウントの1番&2番もしくは2番&3番に装備する。(右と左)
3つ武器を装備している時は、WEAPON CONTROLSのMAINを押す回数を間違えないように注意。
また、特別な状態でない限りMAIN WEAPONを押しっぱなしで武器チェンジをすると、切り替えた方の武器の砲身が上がりきらない状態で
発砲してしまうので、地面を撃つ事になる。したがって、通常は少しだけタイミングをずらして撃つ必要がある。
特別な状態というのは選択していない武装の砲身が正面を向いている状態、つまり停止時である。しかし、VTには停止時でも砲身が正面を向いていない機体もある。これは実際にVTごとにチェックしなければ分からないが、停止時で有効なスイッチというのが限られているので、基本的にはスイッチは少しタイミングをずらして撃つものと覚えておいて問題はない。
VTの走行時(1〜4速)、ホイールダッシュ時、後退時とそれぞれ機体の傾斜(=砲身の傾斜)が違うので、スイッチを行う際は機体の特性を知っておかなければならない。これについては各武装の項目で触れる。


手元が忙しくなり、回避が疎かになりがちだが、練習すれば非常に強力。
なお、主兵装については、どんな武器の組み合わせであろうと切り替え撃ちが可能だが、基本的には同じ武器で行う。



スイッチが有効なメイン武器
315-tr,77-rec,Mk-34(21)R,200(270)-ar,315(355)-rf,HVM-la,140-MG)As(POZIT)-mis,


1-1 315-tr
 315-trを装備出来る機体:ディサイダー,プロミネンスM1,イエロージャケット

 315-trは滑腔砲よりもリロード時間が長い。しかしスイッチを行うことで、滑腔砲と同じくらいの連射間隔で撃つことが可能。
 マガジンラッシュ用に315-trを2つ持っていくイエロージャケットは良くいるが
マガジンラッシュをした後にスイッチで315-trを使えば、さらに効果的に315-trを運用できるだろう。

ディサイダーでのスイッチの実用例
旋回戦で使用すればスカーフェイスより有利に戦える。

走行時の機体の傾斜はディサイダーが一番少なく、次いでイエロージャケット、プロミネンスM1となる。
ディサイダーはほとんど前傾しないため、ホイールダッシュ時でも素早いスイッチが可能。イエロージャケットもディサイダーよりは劣るものも、十分に実用範囲内の効果がある。しかし、M1はホイールダッシュ時、走行時にかなり前傾するため、他の2機と比べると連射力に欠ける。


1-2 77-rec
 77-recを装備出来る機体:(m)ビッツ,スカーフェイス(A1),コルトシリーズ,イエロージャケット,シープドック

 この武器もマガジンラッシュ用に2つ装備されることが多いが、地味にリロードが長いため、ほぼマガジンラッシュ専用武器となっている。
 しかし、この武器もスイッチをすることで、比較的早い連射間隔での使用が可能になる。
 第1世代の戦場くらいしか役に立たないが、ビッツでファルシオンを相手にするときは是非使いたいテクニック。
走行時の機体の傾斜はコルトシリーズが一番少ない。


1-3 Mk-34(21)R
 Mk-34(21)Rを装備出来る機体:ボルテクス,メイルストローム,ビヒモス,ジャララックスN,リーガルドレスA

 強力なロケットランチャーも、スイッチによってより強力になる。
 この武器は単発発射ではないので、MAIN WEAPONを押しっぱなしでも、最初の1発だけ地面を撃つだけなので、問題はない。
 ただし、手元が忙しくて収束撃ちを狙うのは困難なため、ロックオンして撃つこととなる。
 そのため、ロケットランチャーのスイッチはジャラN、メイルストロームかビヒモスで行うのが有効だろう。
 もちろん、ボルテクスでもロケットランチャー1つで弾をばら撒くよりは有効。
走行時の機体の傾斜はどれもあまり変わらない。


1-4 200(270)-ar,315(355)-rf
 これらの武器を装備出来る機体:たくさん

 アサルトライフル、速射ライフルでもスイッチは有効。
 ただし、ほかの武器とは異なり、この武器を絶え間なくスイッチで撃つには1発目か2発目を撃った段階で武器チェンジをしないと、うまく連射できないので
 少々難易度は高い。


1-5 HVM-la
 HVM-laを装備出来る機体:ジャララックスN,ビヒモス,リーガルドレスN,アースシェイカー

基本的にジャラN専用武装になるが、使い方を覚えれば非常に強力。
ある意味スイッチの究極形。
ジャラNは走行時にやや前傾するが、それでも実用範囲内の効果がある。
このスイッチの真価は停止時にある。停止時なら連射速度が高まり、命中率も上がる(しっかりと狙えるため)。

HVMスイッチの注意点
5速では使わない(やや切り替えに時間がかかる=ミスして地面を撃つ可能性が高い)。
メインウェポンボタン押しっぱなしではできない。(砲身が停止時ではやや上を向いている)
武器を切り替えてからほんの少し(本当に少しでOK)間を置いてから発射。
停止時で最速、1〜4速時でも十分実用内。
FSSの動きを良くみて当てられる状況でのみ撃つ(ぶれている時には撃たない)。
この際連射間隔が落ちても構わない。

射程距離の問題からあまり動けないのが難点。

動画1(コックピット視点)
動画2(外部カメラ)


1-6 140-MG
 この武器も一応スイッチにより、絶え間なく撃ちつづけることが可能。
 しかし、連射間隔が短く、絶え間なくスイッチで撃ち続けるには、4発目を撃ったあたりで武器チェンジをしなければ
 ならないため、常に武器チェンジボタンに手を掛けていないと辛い。
 このため、普通にマガジンラッシュをしていた方が良いと思われる。
ジャラCで地雷と組み合わせれば強力かもしれない。


1-7 As(Pz)-mis
ミサイルのスイッチもHVM-laと同様に停止時に使うと効果的。
停止時ならMAIN WEAPONを押しっぱなしでもスイッチができる。また、大抵の機体は後退時の傾斜が小さいため、後退時でもボタン押しっぱなしスイッチができる。この際機体によっては地面に向かって発射してしまうが、ミサイルは追尾機能があるため地面すれすれを飛んでいく。
動画


2 サブ武器
サブ武器はメイン武器と異なり、同一武器のリロードは引き継ぐと言う性質があるため、同一武器での切り替えうちは通常では不可能。

しかし、抜け道がある。
サブ武器は大きく分けると2タイプに分けられる。胴体下部にマウントするタイプ(67-CG,DP-misなど)と
胴体上部にマウントするタイプ(550-Hw,12-MLRS)である。
この2タイプの武器を切り替えることで、お互いのリロードをキャンセルすることが出来る。
例えば、12-MLR→660-Hw→12-MLRは不可だが、12-MLR→67-CG→12-MLRは可能となる。

切り替え撃ちが有効なサブ武器の組み合わせ 1
370-Hw&550-Hw,550-Hw&660-Hw,SL-GM&MM&Rail-G

切り替え撃ちが有効なサブ武器の組み合わせ 2
8-MLR&67-CG,12-MLR&135-MG,Gauss&胴体下部マウント武器何でも


2-1 370-Hw&550-Hw
 この組み合わせが出来る機体:メイルストローム
 
 榴弾砲2本で絶え間なく榴弾を撃ち続けることが出来る。
 しかし、正確でないのでロックオン射撃が基本となり、ホイールダッシュで逃げられる。
 ごく一部の山岳MAPでは有効かもしれない。
 ただし、メイルストロームにはMLRSがあり、この武器を使用したほうが、有効である場合が多いだろう。


2-2 550-Hw&660-Hw
 この組み合わせが出来る機体:ビヒモス
 
 これも榴弾砲2本で絶え間なく榴弾を撃つことが出来る組合せ。
 しかし、ビヒモスのMLRSがあまりに強力なため、この組み合わせよりも素直にMLRSを装備した方が良いだろう。
 持久力がある点は評価したい。


2-3 SL-GM&MM&Rail-G
 この組み合わせが出来る機体:プロミネンスM3

 小型誘導ミサイルの切り替え撃ちで14連ミサイルになる、その上にレールガン。
 非常に強力だが、SL-GMを装備すると、メイン武器が貧弱になるのが欠点。
 また、慣れてくると、チャフ&ステップで回避される。


2-4 8-MLR&67-CG
 この組み合わせが出来る機体:メイルストローム

 8-MLRを撃った後、67-CGに切り替えすぐに8-MLRに戻すと8-MLRのりロードがキャンセルされているため
 8-MLRが撃てる。


2-5 12-MLRS&135-MG
 この組み合わせが出来る機体:ビヒモス,リーガルドレスA

 8-MLRと同様。
 攻撃力が高い分凶悪。


2-6 Gauss&胴体下部マウント武器何でも
 この組み合わせが出来る機体:アースシェイカー

 ガウス砲はめ。
 脱力効果もある。